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2011年10月15日土曜日

これからの農山村のあるべき姿~農をこえる農~

・・・について勝北地域活動組織講習会にて講演をさせていただく機会を頂戴いたしました。
勝北といえば圃場整備が100%完了した1000町歩にも及ぶ大稲作地帯です。
この全国でも指折りの25地区の営農組織を取りまとめているのが勝北地域活動組織代表の高橋氏である。
ひょんなことから副代表の川崎修さんから美作市を通じてお電話を頂戴いたしました。
早速逢いに津山市勝北支所にある土地改良区のオフィスにいった。
そこには市議会議員を六年やりながらもまっすぐに農業を実践してこられた分厚い手で顔にシワが刻まれている満面の笑顔で私を迎えてくださる川崎さんの姿がありました。
ひとなつっこい雰囲気に一気に話がさきました。
上山集落の事もとてもよくご存知で・・・ここんろころの上山の再生状況をメディアなどを通じて見聞きしていて是非会いたかったといってくださいました。
この中山間地での農業と勝北地区での大規模化の農業とは雲泥の差である。
でも「おえんのじゃ~」という言葉からこれからの農山村のあるべき姿を模索している同志の悩みがかいまみれた気がした。
代表の高橋さんも合流して一時間ほど意見交換したあと勝北地区北にある山の上から物凄い突風ふきあれる場所におりたち壮大にひろがっている農地を眺めながら脈々とこの農地をまもってこられた歴史と想いを聞かせていただいた。
ここ上山の事も村のおじいちゃんおばあちゃんから色々聞いて感動したと同じくらい熱い想いが伝わってきます。
そうなんです、
土地をまもりつづけてきた時間の重みが僕らヨソモンが地元で生活しておられる人達と想いを共有できる一番の近道なのである。
この想い・志を心の臓でうけとめるという事ができるかどうか。。。
土着して次の世代にバトンタッチできるかどうか。。。
ちっぽけな地位や名声の為に一刻だけ単なるパフォーマンスの一環としてとして尽力するのではなく・・・
一地元民として人生をかけてやるしかないわけです。
勝北では歴史上水不足が最大の問題であったやうです。
それを解決するためにため池をつくり・・・村の結いの精神でそれをまもってきた経緯が現在のやうな営農組織が成り立っているのだと思います。
ここらへんにこれからの農山村のあるべき姿を取り戻していくヒントがあるやうな気がしました。
それを考えていた時にふと長野県にある阿智村の事を思い出しました。
こちらにも同志として地域おこし協力隊として入植している大藪と本柳という二人の若手がおります。
丁度東京の六本木ヒルズの真下にある森ビル所有のMerryProjectでもお馴染みの水谷孝次さんが運営されておられる屋上庭園にて村楽~町楽の収穫祭パーティーをやって大勢の関東方面の仲間が集い盛り上がりました。


翌日は銀座のど真ん中で棚田deセグウェイのブリティッシュ・カウンシル受賞報告会で上山での事例をお話させていただく機会を頂戴していたのでその会に参加した。
ここでも都市に住みながら今の生活に疑問をもちながら環境という大枠の中で何かをしたい!と日々思い悩みながら人生を模索している人達が集っていた。
ここにも地域再生のキーワードがたくさん見え隠れしていた気がする。
その足で長野県阿智村へ移動!
ここには美作市がこれから進むべき方向性の未来形がある!
早朝から昼神温泉での朝市へ!おじいちゃんおばあちゃん達の笑顔と手作りの地元の産物がならんでいる。
名古屋から車で一時間ばかりという地の利を最大限に生かしている姿がここにはあります。
それから早速村の出会い仕事の草刈りにヨソモンとして参加!
主に40・50歳代がメインで若い!ここにも村の元気さがみえる!
同志がこれから上清内路村で土着する為の古民家を見に行って改装計画をねっていると地元のおっちゃん達が集まってきてあーだこーだ・・・うるさい(笑)
村に若者をうけいれる感心事が直ちに住民自治という形で協力体制が確立しているいわゆる市民ガバナンスである。
こういった風土があるところは祭りがすごいのである。
清内路村の手作り仕掛け花火はと都会ではありえないことを平気でやっている。

慣習として。
それも観光客相手にぬる~くやっているものではなくあくまで内にみせる為の祭り・・・そして住民がもり立てる祭り。。。

ここがもっとも大事なところで地域の活性化を目論んでいるところは外にばかり目をむけた施策を講じるので面白みにかけ継続しない。
楽しい事は正しい事!
わたしはこれをひたする追求している。
楽しくないことは継続しないのである。
楽しいからやりつづけることができてそのアホさ加減に人がよってくる。
金をかければいいというものではなく金はないが自分たちの努力の結晶が成果となる満足感から達成感をえるのである。
5日間かけていくとこいくとこ住民自治の勢いを魅せつけられた!なんしかすごいのである!!
阿智村で非常にお世話になった地元の元行政マンから聞いて頭に残った言葉が「ここの行政マン・議員は地元に溶け込みいかに貢献できるかどうかで将来が決まる!」と
志が高いのである。
今年から上山の秋祭りでも若手の協力隊が獅子舞にチャレンジするという記念すべき転換期にはいった!
来年は出店をしたい!火祭り的なこともしたい!野焼きももっと盛大に!8300枚の棚田を再生するという夢に向かって!
永井区長さんもよくおっしゃってくださいます。
「皆さん!どんどんやってください!協力しますから・・・」
我々よそから地域に飛び込んできた者にとってこれほど勇気づけられる言葉はない!
だからここではうだうだいうてんとやってみる!
予算ありきで事業が動くのではなく資金は志あるところからあとからついてくる!
これにつきるのである。
このアホさ加減に地元岡山は当然のことながら・・・や大阪・・・そして日本中・・・世界中から人が集まってきている。
ありえない人達とのご縁が極々普通に育まれていき世の中に発信されていく。
こんな幸せな空間はなかなかないのである。
来年度からこのウネリを梶並~東粟倉でも展開していきます。
勿論行政支援も十二分に発揮していただきながら!
地元ー行政ーヨソモンー企業ー国が楽しい連携を育みながら展開していければ成功しないわけがない。
話を元に戻して14日津山の鶴山ホテルにて約60名の25地区を代表する長の面々・議員・行政職員が集まっての約90分の講演会でお話させていただきました。

想いは同じ!土地に対する愛着も同じ!物を生産するという志も同じ!地域を元気にしたいという想いも同じ!
打てば響くとはこのことだと思います。彼らは農業のプロです。僕はド素人です。でもお互いに生かし合う可能性は十二分にあります。
終了後の食事会でも話に華が咲きました!
今後共連携していきませうーと言う事で硬い握手をかわしてお別れしました。
有意義な時間を共有させていただきました。
こうやって人のご縁~地域のご縁として繋がっていくのです。
これからも楽しい農を探求していきたいと思います。そして農をこえる農を百商として実践していきたいと思います。

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